1. 鉄スクラップの発生
鉄スクラップは、生産工場の加工屑、建物解体、自動車解体、重機解体、列車解体、生産工場のライン撤去、プラント解体、土木工事、自治体の資源回収、など様々なところから発生します。
■建物解体 ■自動車解体


■電車解体
2. 鉄スクラップの加工処理
鉄スクラップは廃棄すれば厄介な産業廃棄物となってしまいますが、鉄スクラップ業者に回収され、適切な加工処理を加えることにより製鉄原料として生まれ変わります。
「捨てればゴミ、生かせば貴重な資源」というわけです。
工場に持込まれたスクラップは非鉄金属やダストのような不純物を選別除去し、前処理を加えた後、シャー(切断)、プレス(圧縮)、シュレッダー(破砕)、ガス溶断などの加工工程を経て、品種別に鉄鋼メーカーに納入されます。
■シャー(切断)
■シュレッダー(破砕)
■ガス溶断
■プレス(圧縮)
3. 鉄スクラップの種類
鉄スクラップはメーカーの規格に合わせ以下のように分類されます。
・ 新断(薄鋼板一次加工屑)
・ HS、H1、H2(鋼板、型鋼屑)
・ Cプレス(缶屑プレス)
・ 鋼ダライ(鉄切削屑)
・ 銑ダライ(鋳物切削屑)
・ シュレッダー屑(破砕屑)
ちなみに、日本国内で発生する鉄スクラップは、年間約4,000万トンほどで、最近では日本国内で消費しきれないものは海外に輸出されるようになっています。天然資源の少ない日本において、鉄スクラップはまさに最大の資源なのです。
■新断バラ ■鋼ダライ
■シュレッダー屑
4. 鉄鋼メーカーでの再生
鉄鋼メーカーに持込まれた鉄スクラップは、主に電気炉で溶解され、圧延工程を経て、鉄鋼製品としてよみがえります。
■電気炉 ■圧延前の半製品(ブルーム)


■圧延ライン
5. 鉄鋼製品
再生された下記のような鉄鋼製品は、再びビル、橋梁、自動車、機械、重機、列車、プラント設備、土木工事、および身の回りの品々などに幅広く使用されることとなるのです。
■異型棒鋼 ■H 型鋼


■溝型鋼/山型鋼
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